ドイツでは人口の最大13%がこの病気にかかっています。女性の罹患率は最大で7倍に上ります。この病気は一般的に中年期に発症します。この広範囲の疾患は線維筋痛症と呼ばれています。筋繊維の痛みを指し、リウマチ性疾患に分類されます。典型的なリウマチとは異なり、関節や骨が直接影響を受けず、骨格的な変化もないため、診断が難しい病気です。一般的に肩や腰部の痛みから始まりますが、どの筋肉や関節にも影響が出ます。
この病気を抱えている人は、痛み、睡眠障害や疲労感に悩まされます。腕や足の痛みが続き、身体だけでなく、精神面でも影響が出ます。いわゆる軟部組織リウマチは、重度の筋肉低下と疲労感という症状として現れます。
線維筋痛症の原因はまだはっきりと解明されていません。そのことが、線維筋痛症の診断が簡単にはつかない理由です。この病気を抱えている人には炎症性疼痛に似た症状が見られますが、検査結果、レントゲンやCTスキャンで異常が見られません。数年前までは、痛みは気のせいだろう、と言われていました。しかし現在では、線維筋痛症は認知された病気であり、病歴と症状に基づいて診断を下せるようになりました。
この病気の進行を詳しく見てみると、インフルエンザなどの感染症にかかると、症状が悪化したり、新たな症状が出ることが明らかになっています。このことは、線維筋痛症と免疫系に関係があることを示唆していると思われます。弱った免疫系は、線維筋痛症の原因の一つに挙がっており、この病気を抱えている人は感染症にかかりやすいと考えられています。また、副腎疲労、頭痛、過敏性腸症候群などの消化器系疾患や、手足の麻痺などの神経障害も発症する可能性があります。
医師の中には、この病気は精神的な問題だけに起因すると考える人がいますが、現在のところその根拠はありません。主な原因の一つは、体内に溜まった過剰な毒素で、それには殺虫剤、環境毒素、薬やホルモンが含まれます。体内から毒素を排除する役割を担う器官、特に肝臓は深刻な影響を受け、免疫系の弱り、炎症や痛みを招きます。毒素がこの病気を発症させたり、悪化させる引き金なのかは明らかになっていません。
線維筋痛症は耐えられないほどの痛みがあり、それに伴う心理的ストレスと絶え間ない疲労感に対処しなければいけないため、生活の質に深刻な影響が生じます。症状を治療する必要がありますが、学術的な医学では線維筋痛症を治すことはできません。治療の目標は、症状を改善し、病気の進行を遅らせることです。治療は、鎮痛剤を含む薬、オピオイド系の鎮痛剤、筋弛緩剤、抗リウマチ薬を使用して行われ、コルチゾンが使用されることが多いです。精神的ストレスを緩和するために抗うつ薬が処方されます。
しかし、体内の毒素が線維筋痛症の引き金になっている、あるいは少なくとも病気の進行を悪化させているのではと疑うのであれば、臓器がこれらの薬に耐えられず、毒素がえることになるのではと自問自答する必要があります。また、薬の中には薬物依存症を招くものがあります。治療をサポートする数々の自然療法があり、実際の結果として、ホメオパシーで良好な改善が見られています。しかし、誰もが線維筋痛症は不治の病であるという学術医学の見解に同意しています。
私達は薬物療法とはかけ離れた、病気の症状を改善し、進行を遅らせ、さらには回復を遂げる可能性を見出しました。チャーガには、まさに体の再生に必要な栄養素が含まれています。チャーガは寒冷地に生息する樺の木に生える栄養豊富なキノコで、多くの国で公用薬として使用されています。
チャーガには抗炎症作用、免疫力向上作用、代謝促進作用があり、これらの作用は線維筋痛症に対して役割を果たす重要な要素です。線維筋痛症の場合、免疫系がどのようにして引き金になるのかは完全には解明されていませんが、免疫系が弱っている人では病気の進行が早いということがわかっています。チャーガは免疫系を強化し、体の細胞への攻撃を防ぎます。
その抗酸化作用は神経に良い効果をもたらし、痛みを和らげてくれます。新陳代謝を刺激する特性は、腹部の器官、特に肝臓と直接関係しています。肝臓の働きが良くなれば、毒素の排出が良くなります。さらに、腸内細菌が作られ、消化が良くなります。抗炎症性の性質は、全身の炎症を抑制するのに役立ちます。
チャーガティーを使った治療は、ある程度の時間を要しますが、生活の質を大幅に改善できます。400mlのお茶を一日二回飲む必要があります。一杯目は、朝起きて、最初の食事の30分前に空腹のまま飲みます。二杯目は、昼食の二時間後、そして次の食事の30分前にもう一杯飲みます。
チャーガを使った治療の期間は人によって異なります。しかし、線維筋痛症を患っている人は、治療を始めてから数日後にはすでに、見るからに力と健康を取り戻しており、しばらくすると痛みが大幅に和らいでいます。チャーガティーを飲んで回復することがあります。チャーガティーには副作用がないので、学術医学で推奨されている治療を補完することができます。一般的には、痛みが著しく軽減された場合にのみ治療を終了することになります。
道のりは長いですが、それだけの価値はあります。チャーガは、線維筋痛症から回復し、質の高い生活を取り戻す手助けになります。