チャーガのすり潰し方
チャーガは急速に世界で最も人気のある代替治療薬になっています。昔からアラスカやシベリアの人達の間で何世代にもわたって万能薬として使用されてきたチャーガには、免疫系の向上、消化器系の健康改善、お肌の健康改善などの効果があることが分かっています。チャーガは昔からお茶として飲まれており、一般的に塊状で販売されていますが、使い方によっては事前にすり潰す必要があるものがあります。では、どうやってすり潰せばよいのでしょうか。
すり潰されたチャーガを業者から購入できますが、必要であれば自分でもすり潰せます。では、その方法を見ていきましょう。
チャーガのすり潰し方
チャーガティーは塊を使って作れますが、それ以外の用途では粉末でなければ使えないものがあります。例えば、チャーガチンキは、粉末にしなければ栄養価を最大限に摂ることができません。多くの業者が事前にチャーガを挽いたものを販売していますが、消費者の中には保管しやすいという理由で塊を購入したい人がいます。塊をお持ちの方は、自分で粉末状にする必要があります。
チャーガをすり潰す目的は、栄養が一番詰まった菌核を吸収するためです。チャーガを茹でる、あるいはアルコールで抽出すると、チャーガの栄養価をより摂りやすくなり、すり潰した方が塊よりも使いやすいです。
肉の電動式のグラインダーあるいはコーヒーグラインダーがあれば、それでもチャーガの塊をすり潰せます。塊を細切れにしてからグラインダーに入れるだけです。細切れにする理由は、グラインダーに塊が詰まったり、機械を傷めたりしないようにするためです。機械の取扱説明書りに使うと、問題なくすり潰せます。
電動式のグラインダーの代わりに、すり鉢とすりこぎ、あるいは手回し式のミルが使えます。すり鉢とすりこぎは昔ながらのチャーガのすり潰し方で、手ですり潰すとコツを覚え、電気がない状況でもチャーガを下処理できるようになります。
すり鉢とすりこぎを使ってチャーガをすり潰すには、すり鉢の中に塊を入れて、すりこぎで潰します。前もって塊を小さめに割っておくと、より早くすり潰すことができ、腕の負担も軽くなります。すり鉢とすりこぎの難点は、菌核の外側にある硬くて黒い部分が非常にすり潰しにくいことです。
手回し式のミルを使う場合は、最低でも二枚刃 ― コーヒーのような大きいものを潰す粗目の刃と香辛料を挽くのに使う鋭い刃 ― が要ります。粗目の刃がチャーガの塊をすり潰すのに使えるのに対して、鋭い刃はすり潰したものをさらに細かくし、より早く煎じることができます。すり鉢とすりこぎと異なり、手回し式のミルの粗目の刃は、チャーガの硬くて黒い部分をすり潰せます。
ハンドミルの送りねじの先からナットを外し、刃先を送りねじに当ててからナットを付け直します。ミルが落ちないように安定した台やテーブルに固定し、刃の下に皿あるいは容器を置きます。ミルの上部にチャーガの塊を入れ、ハンドルを回し始めます。ハンドルを二回回すと、挽いたチャーガが刃先から落ち始めます。ハンドルを回すのに手こずったり、ねじが締まり始めたら、ハンドルが止まるまで反対に回します。すり鉢とすりこぎを使うのと同じように、塊をあらかじめ小さくしておくと挽きやすくなります。
挽いたチャーガは塊よりも保管が難しいので、挽く前に適切な方法で保管しておきましょう。チャーガの粉末は、タッパーや瓶などの密閉容器に入れて保存するのが一番良いです。涼しくて乾燥した場所に置き、品質が悪化しないように、熱、寒さや日差しを避けましょう。適切に保管すると、チャーガは長持ちします。
まとめ
挽いたチャーガを使わないと、絶対にこのスーパーフードの効果を得られないという訳ではありませんが、すり潰した方が良い場合がありますし、使い方によってはすり潰す必要があります。自分でチャーガを収穫したり、塊を購入したりする場合は、すり潰す方法を知る必要があります。