チャーガの販売方法

代替医療の世界に興味がある方は、チャーガの名前を聞いたことがあるかもしれません。北半球原産のキノコで、アラスカやシベリアの人達の間で何世代にもわたって民間療法として使用されてきたチャーガには、免疫系の健康改善、がんの撃退、胃腸障害の緩和など、様々な効果があることが科学的に証明されています。世界中でチャーガの人気が高まり、多くの人がチャーガを収穫し、卸売業者に売ってお金を稼いでいます。

チャーガは、栄養価だけは損なわれないにしても研究室や農場では栽培できないこと、また、人々がチャーガを摂取する理由から、チャーガの販売業者は、原生林に生えているチャーガを収穫する人達（個人）に頼っています。この小規模でありながら成長している業界でいかにして稼げるかを見ていきましょう。

チャーガキノコの販売方法

チャーガを販売する上で最も重要なことは、収穫できる最高のチャーガを調達することです。そのためには、最高品質のチャーガ採れる地域に住むか、そこまで足を運ぶ必要があります。チャーガはトルコやアメリカ合衆国中部大西洋岸を含めた北半球の広範囲に生息していますが、アラスカやロシアなどの寒冷地で生息しているものだけが食用に適しています。その理由は、温暖な気候ではキノコに含まれている栄養素が損なわれてしまうからです。

実際には、そのような地域に暮らしている、または足を運べる人でなければ、商売としてチャーガを売ることができません。というのは、ほとんどのチャーガの販売業者が他の地域で採れたものは扱わないからです。そう考えると、そのような地域に足を運んでまでして商売をできるとは思えません。特に、チャーガを採るには僻地の森林まで行く必要があることを計算しなければ、移動費が利益を圧迫してしまいます。

もう一つ考慮しなければならない要素があります。それは、人の手による開拓から出来るだけ離れた環境で生息しているチャーガを収穫することです。チャーガは木の側面に生えているので、木が吸収するものは全て吸収してしまいます。大気汚染は、自動車や建物を含めてた人による開発・開拓など、あらゆるものから発生し、都市部の近くに生息しているチャーガは汚染物質を含む可能性があり、そのようなものを摂取すると、害を及ぼすことがあります。そのため、チャーガを確実に販売するには、できる限り文明から離れた場所で収穫し、純で綺麗なものでなければいけません。

チャーガの収穫は、一年の内に特定の時期に行う必要があります。チャーガの収穫は、樹木が冬眠に入り、樹液が出なくなる秋の終わり頃から冬にかけて行う必要があります。その理由は、チャーガの栄養素の大部分が樹液と一緒に流れ出てしまうからです。冬の間に北半球の地でチャーガを収穫する必要があるということは、それなりの服装、道具、移動手段などの準備が必要ということです。

チャーガは販売する前に綺麗な状態にして、乾燥させなければいけません。チャーガを扱う業者の中には、水分を含んだままのもの、あるいは土や泥をこすりつけたものを売ろうとする悪徳業者がいます。どちらの方法もチャーガの重さが増し、高値が取引できるのです。しかし、汚れているチャーガは汚染物質を含んでいる危険性があり、使用すると害を及ぼすことがありますし、収穫後に乾燥させていないものはカビが生える可能性があります。そのようなチャーガは取引を断られる原因になりますので、売る前にしっかりと汚れを落とし、乾燥させましょう。

チャーガを扱う業者の多くが、販売を検討している人のために、ガイドライン、規則や実行している最良の習慣をまとめたリストを提供しています。特定の業者向けのチャーガ販売にご興味があれば、その業者のウェブサイトで情報を確認しましょう。評判の良い業者は、チャーガの品質保証プログラムを実施しており、綺麗で、純粋で安全なものであることを消費者に保証しています。チャーガを扱う業者が何を求めているかを事前に知ることで、収穫したチャーガを仕入れてもらえるようになります。

まとめ

チャーガのビジネスは、より多くの人がこの不思議なキノコの効能に気づくことで、今後も確実に成長します。世界的にチャーガの売り上げが伸びれば、在庫を豊富に抱えられるように収穫者を求める業者が増えてくるでしょう。意欲とノウハウがあれば、自分でチャーガを収穫して販売できます。

チャーガの収穫方法は簡単に学べますが、遠方の森林に足を運び、丹念に汚れを落とし、売る前に処理する必要があるので、収穫の全工程を自分のものにするのは難しいです。しかし、先行投資を厭わないのであれば、チャーガの販売は副収入を得るのに良いでしょう。自分で使用する分のチャーガも忘れずにとっておきましょう。