Using Chaga to Fight Cancer - AlaskaChaga

ガン闘病にチャーガを使う

チャーガと呼ばれる神秘的なキノコは、急速に世界で最も認知され、評価されているスーパーフードの一つとなりました。チャーガティーは、アラスカやシベリアで何世代にもわたって民間療法として使用されてきましたが、その多くの効果は、免疫系の健康増進(病気を防ぐ)、消化機能の向上、フリーラジカルの除去による老化防止など、多岐にわたります。しかし、チャーガは現代の世界で最も悪い病気の一つである癌を撃退することができるのでしょうか。

撃退できるというのが答えです。チャーガティーの効果は、癌のすべての形に同じという訳ではありませんが、数々の臨床試験で抗がん作用が確認されています。実際、初期研究で見られた結果が切っ掛けで、チャーガの抗がん性に関する研究が盛んに行われるようになりました。ここからは、チャーガがどのようにしてがん闘病の助けとなるかを見ていきましょう。

チャーガティー、癌と歴史
チャーガがアメリカで人気を博し、よく知られるようになったのは最近のことですが、ロシア人は何世紀にもわたってチャーガを万能薬として使用してきました。実際、チャーガの抗がん剤としての性質が西洋で注目されるようになったのは、ロシアの著明な小説家、アレクサンドル・ソルジェニーツィンを通してでした。ソ連の癌病棟での自身の体験を元にした1966年発表の小説『ガン病棟』では、マスレンニコフ博士が、チャーガの治療薬としての使い方を主人公のコストグロトフに綴っています。

ソルジェニーツィンは、西側諸国でソ連の批評家として知られるようになりました。1968年に『ガン病棟』の英語版が出ると、多くの研究者がチャーガの有効性を検証するためにシベリアに足を運びました。現地では癌の罹患率が非常に低いという理由で、がん患者が入院していないことが分かりました。さらに、ソ連の農民がお金を節約するために、コーヒーの代わりにチャーガティーを飲んでいて、それが知らず知らずのうちに癌予防になっていたことが分かりました。

これらの発見を受けて、チャーガは、その秘密を解明しようとするがん研究者たちの関心の的となりました。冷戦時代のソ連では、チャーガを収穫することは認められていませんでしたが、アラスカでは沢山のチャーガが採れ、研究することができました。それ以来、チャーガは癌との戦いの主要なツールとなっています。

チャーガティーはいかにして癌と闘うか。

チャーガは白樺の木の幹に自生し、そこから栄養分を吸収しています。シベリアやアラスカの樺の木は抗菌作用が非常に豊富で、今日の病院の手術室よりも病原菌の数が少ないと言われています。樺の木に含まれる抗菌作用のある栄養素は、木が腐っても樹皮の色が白いままであるほど強力です。この栄養素をチャーガキノコが一生かけて吸収していくのです。

化学試験により、チャーガの中に含まれる抗がん性に関わるいくつかの物質が特定されています。これらの中で最も重要なのは、多糖類とβ-グルカンで、これは脳や肝臓の機能を改善し、エネルギーレベルを高める炭水化物です。チャーガはまた、健康な人の細胞を害することなく、積極的にがん細胞を死滅させる物質 ― ベツリン酸を豊富に含んでいます。チャーガには、体内の微生物を積極的に死滅させるフィトステロール、ラノステロール、イノトジオールも含まれています。

チャーガは抗酸化物質を多く含むことでも知られており、フリーラジカルやがん細胞を含む、体内の不要な粒子を死滅させる効果があります。チャーガにはスーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)が豊富に含まれていることが研究で明らかになっています。このSODは体内で発生し、細胞を健康に保ちますが、年齢とともに減少します。チャーガのSOD含有量は、他のキノコが1,400から1,600であるのに対し、薬用キノコの中では35,000と最も高いことが知られています。

最後に付け加えると、チャーガの活性酸素吸収能力(ORAC)の高い値もがん治療に効果があるもう一つの理由です。ORAC値とは、様々な食品に含まれる抗酸化物質の含有量のことで、抗酸化物質ががんと闘うことが証明されていることを考えると、ORAC値の高い食品を摂取することは、発がんに対抗するために体を硬くするのに有効な方法です。チャーガのORAC値はクローブオイルの4倍あり、薬用精油の中では最もORAC値が高いとされています。

ここ数十年の間に、チャーガの抗がん作用を分析した科学的な研究が数多く行われています。2004年にミシシッピ大学で行われた研究では、チャーガの抗微生物性が新しい抗生物質の開発に適していることが明らかになりました。この研究では、チャーガの栄養素が、健康な細胞が癌化する過程である発癌を直接防ぐ生物学的反応修飾因子(BRM)として作用することも示されています。

ソルジェニーツィンの『ガン病棟』に詳しく書かれているように、チャーガは他の方法を使わなくてもがんと闘うことができるとされています。しかし、伝統的ながん治療を受けている人にとっては、チャーガは治癒過程の助けとなります。例えば、チャーガティーを飲むことで、化学療法による悪影響が緩和することが分かっています。チャーガを入手したり、チャーガティーを作ったりするのは簡単なので、がん治療の一環として検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ
チャーガの抗がん作用は、スーパーフードとしての魅力の一つです。チャーガを定期的に摂取することで、がんになる可能性を大幅に減らすことができるだけでなく、体がすでにがんを発症してしまった場合にも、がんと闘うことができるのです。チャーガティーの幅広い有効性を考えると、がんを発症するか、あるいは既に発症しているかを懸念しようと、チャーガティーを試さない訳にはいかないでしょう。

とはいえ、これまでのルーティン(日課)を大きく変える場合は、その前に医療の専門家に常に相談しましょう。がんとの闘いに効き目があることは証明されていますが、体は個人差があり、物質に対する反応も異なるでしょう。すでにがんと闘っている人や化学療法を受けている人、他の薬を服用している人は尚更です。しかし、これらに関する医学的判断が気になる場合は、チャーガの抗がん性作用の恩恵にあずかってリスクをとるべきではありません。

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